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営業マンだった僕が32歳でエンジニアになった経緯
僕が営業からWebエンジニアに転職したのは32歳の時で、正直なところ「もう遅いかな」って毎日思ってました。大学は文学部。プログラミングなんて触ったこともない。HTMLとCSSの違いすら知らなかった人間です。
当時は都内の中小メーカーでルート営業をやってて、年収は380万くらい。悪くはないけど、良くもない。なんとなく「このまま40、50歳になるのか…」っていう漠然とした不安がずっとあったんですよね。
で、きっかけはめちゃくちゃしょうもないんですけど、会社の後輩(25歳)がIT企業に転職して年収100万上がったって聞いたこと。
悔しかったです、普通に。
そこから色々調べ始めて、「30代 未経験 IT転職」で検索しまくる日々が始まりました。出てくる記事が「30代でも全然大丈夫!」ばっかりで、逆に不安になったのを覚えてます。大丈夫って言いすぎだろ、と。
勉強期間3ヶ月。何をやったか
僕がやったのはProgateとUdemyの組み合わせ。最初はProgateでHTML/CSS、JavaScript、Rubyを一周。これに1ヶ月くらいかかりました。仕事終わりに2時間、土日に5時間くらいのペースで。
2ヶ月目からUdemyでRuby on Railsの講座を買って、実際にアプリを作り始めました。作ったのはタスク管理アプリっていう、まあ初心者が最初に作るやつです。正直、ここが一番しんどかった。エラーが出るたびにGoogleで検索して、Stack Overflowの英語記事を翻訳して…の繰り返し。
3ヶ月目はポートフォリオ作り。転職エージェントに見せるための作品ですね。僕は「飲食店の予約管理システム」を作りました(前職で飲食のクライアントが多かったので、課題感がリアルに書けたんです)。
ちょっと話それますけど、この時期に当時の彼女に「32歳で未経験エンジニアとか大丈夫?」って言われて、かなりメンタルやられました。結果的にはその後別れたんですけど、まあそれは置いといて。
転職活動で現実を知る
転職活動は想像以上にキツかったです。
応募した企業は全部で43社。書類通過が12社。一次面接通過が5社。最終面接まで行ったのが3社。内定は2社。この数字、30代未経験のリアルだと思います。20代なら多分もっと楽。
使ったサービスはリクルートエージェント、Green、Wantedlyの3つ。個人的にはGreenが一番よかった。IT特化だから、未経験でもOKな企業が探しやすいし、企業側からスカウトが来ることもあって精神的に助かりました。
落ちまくった時期はマジでつらかった。「やっぱ30過ぎて未経験は無理なのかな」って夜中に一人で考えてた時期もあります。ぶっちゃけ、営業に戻ろうかなって本気で思った瞬間もありました。
面接で聞かれて困った質問
「なぜ営業を辞めてまでエンジニアになりたいのか」——これ、ほぼ全社で聞かれます。
で、ここで「将来性があるから」とか「手に職をつけたいから」だけだと弱い。僕が通った面接では、「営業時代にクライアントの業務効率化を提案する中で、自分の手でシステムを作りたいと思った」みたいな、営業経験と繋げたストーリーを話しました。嘘じゃないけど、かなり盛ってる(笑)。
あと意外と聞かれるのが「独学でどんな壁にぶつかりましたか?」っていう質問。これはガチの苦労話をそのまま言えばいいので楽でした。環境構築で2日潰した話とか、デプロイが全然できなくて泣きそうになった話とか。
入社してからのギャップ——聞いてた話と違う
入社したのは社員50人くらいの受託開発の会社。年収は350万からのスタートでした。前職より30万下がった。これ、覚悟はしてたけど実際に給与明細見るとキツいものがある。
最初の3ヶ月は研修期間で、先輩のコードレビューを受けながら小さな機能を実装する日々。研修っていうか、ほぼOJT。マニュアルなんてない。先輩に「この機能お願い」って言われて、分からないことは自分で調べて、分からなかったら聞く。その繰り返し。
正直に言うと、最初の半年は毎日「自分はこの仕事向いてないんじゃないか」って思ってました。周りは情報系の大学出身とか、20代前半から独学してた人ばかりで、基礎力の差をめちゃくちゃ感じた。変数のスコープとか、非同期処理とか、概念は分かるけど実務で使いこなせない。
でも半年過ぎたあたりから、ちょっとずつ「あ、これ前にもやったやつだ」って思える場面が増えてきて。1年経った今は、一人で小規模な機能なら設計から実装までできるようになりました。
年収の話。みんな気になるでしょ?
転職直後: 350万。
1年後の今: 520万。
「え、上がりすぎじゃない?」って思いますよね。これにはカラクリがあって、入社半年で別の会社に転職してます。はい、半年で辞めました。
最初の会社は経験を積むにはよかったんですけど、残業が月40〜50時間あって、それで年収350万は割に合わないなと。で、半年の実務経験を武器にもう一度転職活動をしたら、自社開発の会社に年収480万で入れた。そこからさらに半年で昇給があって今の520万。
30代未経験でも、最初の1〜2年を乗り越えれば年収は上がります。ただし、最初の会社にしがみつくんじゃなくて、経験を積んだらさっさと次に行く覚悟は必要。
あ、さっき言い忘れたんですが、最初の転職活動で使ったGreenは2回目の転職でも使いました。1回目で作ったプロフィールがそのまま使えるし、実務経験が加わるとスカウトの質が全然変わる。未経験の時は「SES企業からのスカウト」ばっかりだったのが、経験者になると自社開発やスタートアップから来るようになった。
SESは避けるべき?僕の考え
ネットだと「SESはやめとけ」って意見が多いですけど、僕は一概にそうとも思わない。確かに当たり外れはある。でも30代未経験だと、最初の選択肢がSESしかないケースも多いんですよね。
大事なのは「SESに入ること」じゃなくて「SESに居続けないこと」だと僕は思ってます。1年くらい実務経験積んだら、次のステップに進む。踏み台って言い方は悪いけど、そういう使い方をするなら全然アリ。
ただ、案件ガチャで全然コード書かせてもらえない(テストだけ、ドキュメント整理だけ)みたいな会社は本当に避けた方がいい。面接の時に「未経験者はどんな案件に入りますか?」って具体的に聞くのが大事。
30代未経験がIT転職する前にやっておくべきこと
貯金、マジで大事
転職活動期間(僕の場合は2ヶ月)+転職後の年収ダウン分を考えると、最低でも100万は貯金があった方がいい。僕は150万くらい貯めてから転職活動を始めました。金銭的な余裕がないと、焦って変な会社に入っちゃうので。
プログラミングスクールは行くべき?
僕は行ってない。独学派。でもこれは人による。
スクールのメリットは「強制的に学習する環境」と「転職サポート」が手に入ること。デメリットは費用(50〜80万くらいするところが多い)と、カリキュラムが画一的なこと。
独学で3ヶ月やってみて、全然進まない、モチベーションが続かないって人はスクールを検討してもいいと思う。逆に、自分でググって解決できるタイプの人は独学で十分。ていうか、エンジニアの仕事って結局「自分でググって解決する」の連続なので、その力がないと入社後にキツい。
って思いませんか? 自分で調べる力がある人は、そもそもスクールなしでもやっていけるっていう。
最低限これだけは勉強しておけっていうリスト
偉そうに語れる立場じゃないですけど(まだ1年だし)、僕の実感ベースで。
- HTML/CSS — どの方向に進むにしても基礎
- JavaScript — フロントもバックもこれ
- Git/GitHub — 現場で使わない会社はない
- Linux基礎コマンド — ターミナル操作できないと詰む
- SQL — データベースの基本的な操作
Ruby、Python、PHP、Javaあたりは、志望する会社の技術スタックに合わせて選べばいいです。僕はRubyを選んだけど、今の会社ではPHPを使ってるので、結局入社後に覚え直しました(笑)。
ぶっちゃけ後悔してること
2つあります。
1つ目は、もっと早く始めればよかったということ。28歳くらいで動いてれば、もう少し選択肢が広かったはず。30代になると「ポテンシャル採用」の枠がガクッと減る。これは事実。
2つ目は、最初の会社選びをもっと慎重にすればよかったこと。「とにかくどこでもいいから入りたい」って焦って、労働環境を軽視してしまった。結果、半年で辞めることになって履歴書に傷がついた(2回目の転職で突っ込まれた)。
でもね、じゃあ転職しなければよかったかって言われたら、それは絶対にNo。営業時代の自分に戻りたいとは1ミリも思わない。毎日新しいことを覚えて、自分の書いたコードが動いてる感覚。これは営業では味わえなかった。
30代で迷ってる人に伝えたいこと
長々と書いてきましたけど、結局言いたいのは「30代未経験でもIT転職はできる。ただし甘くはない」ということ。
ネットには「簡単にできる!」って煽る記事も「絶対無理!」って否定する記事もある。どっちも極端。現実はその間にあります。
できるかどうかは、正直やってみないと分からない。でも「やらなかった後悔」は確実に残る。僕は少なくとも、今の自分の選択に後悔はしてないです。
32歳で文系で、プログラミング未経験だった人間が、1年でここまで来れた。天才じゃなくても、コツコツやれば道は開ける。……って書くと急にキレイにまとめた感じになっちゃいますけど、要は「悩んでる暇があったらProgateの無料プランでもやってみろ」ってことです。
それで「あ、これ楽しいかも」って思えたら、あなたは多分エンジニアに向いてます。「何が面白いんだこれ」って思ったら……まあ、他の道を探した方が幸せかもしれない。
どっちにしても、動かないと何も始まらないので。
